たいちょーの雑記

ぼくが3日に一度くらい雑記をかくところ

第35回シェル芸勉強会に参加しました

めちゃくちゃだよお・・・

第35回またまためでたいシェル芸勉強会の大阪サテライトに参加してきました。
この日大阪は寒かったので久しぶりにウインドブレーカーを取り出したんですがストリーミング配信の先は半袖だったので驚きました・・・

今回もはちゃめちゃな問題が多くて勉強になりましたし、倒れました。

【問題と解答】jus共催 第35回またまためでたいシェル芸勉強会

せっかく参加して何問か解けたので残しておこうと思います。想定解のはTogetterなりを見てくださいね。

問1

curl parrot.liveから流れてくるアニメーションをファイルに保存して再生する問題。いきなりあたまおかC

ファイルの種類に制限がなかったのでスクリーンキャプチャしてgifにしました(反則)

想定解ではawksleepしながら1行ずつ出力するものでした。awkってsleepもできちゃうんですね知りませんでした。

ところでこのアニメーションめっちゃ面白いっすね・・・

問2

数値と文字がペアになっている複数行のファイルから数値の行に文字を表示する。ファイルに存在しない数値の行は空行。

cat herohero | sed 'y/1234567890/1234567890/' | sed -E 's/(へ|ろ)/ \1/g'| awk '{x[$1]=$2}END{for(i=1;i<=13;i++) print x[i]}'

awk連想配列を使えば楽だなーと思ったので整形してからawkへもっていきました。呟いた後で他の方の解答を見ていたんですがsed 'y/.../'のところはnkf -Zの方がスマートでいいですね。さらにsed -Eの部分もろ|へをキーにするんじゃなくて[0-9]+正規表現の方がいいですね。勉強になります。

あとはsedc-f-も初めて知ったのでこれから使えたらカッコいいですね

問3

また数値と文字がペアになっている複数行のファイルがあるので、これを今度は集計する。
集計自体は難しくないけど出力の成形が少し面倒らしい

cat data |sort -k 1|uniq -c|awk '{x[$2]=x[$2]" "$3":"$1}END{for(i in x) print i,x[i]}'

直前のことが頭に残ってたのでawk連想配列を使うパターンで解きました。

dataを集計すると

$ cat data | sort | uniq -c
2 1 A
3 1 B
1 2 A
3 2 C
3 3 B
1 3 C
1 3 D
1 4 C

となるので、2レコード目をキーにして出力を整形しました。これは簡単(基準がおかしくなっています)
別解ではyarrというコマンドがあるのでそれで一発だよ。というのがありました。

後で気づいたんですけですけどsort-k 1はいらないっすね・・・。

問4

ひらがなで名前っぽい単語をランダムに生成する問題。名前っぽいとはみたいな

zsh -c "echo {あ..ん}"|xargs -n1|shuf -n6|tr -d '\n'|sed 's/.../& /'|awk 1

最初に作ったのがこれでした。zshのブレース展開で平仮名を作って6個選んで3つずつに分けて名前っぽく・・・

なりませんでした(なるわけがない)

なので次は名前ランキングみたいなのからスクレイピングすることにしました。

curl https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/2017/name-ranking.html | grep -oP "[あ-ん]+"|awk 'length($1)==3'

日本語だけ取り出した後、3文字のやつは名前と決め打ちで抽出しました。けっこうそれっぽかった

ゆうま
ひなた
あおい
みなと
そうま
はると
はると
そうた
あさひ
そうた
ゆうと
ゆいと
あおい
やまと
...

fakerを使うのかなーとか思っていたら適当に列挙して、mecabに通した後人名だけ取り出すというパワーシェル芸が想定解だったみたいです。すごい

問5

echo 響け!ユーフォニアムからはじめて下みたいな出力を得る。ぼくはこのアニメ見てました

響け!ユーフォニアム
 響け!ユォニアム
  響け!ニアム
   響けアム
    響ム
     
     
    ム響
   ムアけ響
  ムアニ!け響
 ムアニォユ!け響
ムアニォフーユ!け響

響け!ユーフォニアム問題は様々なパターンでの出題がありますが一問も解けたことがないです。これもそうでした。あたまいたい
少し前のLTでもあったように少しずつ解に近づけていく方法で行こうと思いましたが時間切れ。
想定解はsubstrでゴリゴリ削ってゴリゴリ並べて上を作った後、下の三角形をrevtacで作るものでした。このときmoreutilsに含まれているpeeを使うと楽だよというのを知りました。teeの出力先がコマンド版みたいなやつです。前々から欲しかったコマンドなので知れてうれしかったです。どうでもいいんですけどpeeっておしっこですよね

この問題は他の方の解答を眺めていました。vimシェル芸とかホントすごい・・・

問6

素因数分解したときに23以下の数だけで構成される自然数を1985個だす問題。急に数学かよ!?と思ったら数学オリンピックからの引用だそうで。競プロにもこんな問題ありそう

これは正規表現を書いていたら頭おかしくなってました。前問のせいですかね。
想定解では、factorは小さい順に素因数が出力されるのでawk$NFを見て23以下かを見るだけでOKのようですね。かしこい

問7

文字列の素数番目を読むと意味を成すような文字列を作る問題。楽そう(基準がおかしくなっています)

join <(seq 50|factor|awk 'NF==2{print $2}'|cat -n) <(echo 響け!ユーフォニアム|grep -o .|cat -n)| awk '{x[$2]=$3}END{for(i=0;i<=29;i++)print x[i]==""?"ユ":x[i]}'|tr -d '\n'|awk 1

響け!ユーフォニアム問題が解けなかった腹いせに響け!ユーフォニアムでやってみました

ユユ響けユ!ユユユユユーユフユユユォユニユユユアユユユユユム

10番目の素数が29なのでそこまでの配列をawkで作って素数じゃないところはユで埋めます。いままでjoinでやってきましたがpasteのが便利なんじゃないかというね?
せっかくsedcを覚えたので使って解いたのがこっちです

seq 10000|factor|awk 'NF==2{print $2}'|paste - <(echo 響け!ユーフォニアム|grep -o .)|head -n10|awk '{print $1"c"$2}'|sed -f- <(yes)|head -n29|sed 's/y/ユ/g'|tr -d '\n' |awk 1

問8

問6で作った自然数リストから4つ選んで掛け算したときの値がある値の4乗になっている組み合わせを1つみつける問題。全部探せだと無理だなってなった

最初誤読していて、リストの中から4乗の数を探すのかと思って解いたのがこれです。

$ yes|awk '{print "echo $(("NR"*"NR"*"NR"*"NR"))"}'|head -n30|bash|while read L;do cat a|grep -w $L;done
1
16
81
256
625
1296
2401
4096
6561
10000
14641

これは本当の答えではないんですが、ここから4つ選んで掛け算すれば4乗の数が作れるのでそれでOKということですね。

yes|awk '{print "echo $(("NR"*"NR"*"NR"*"NR"))"}'|head -n12|bash|xargs -I@ grep -w @ a|shuf -n4|xargs|sed 's/ /*/g'|bc|factor

4つランダムに取り出して計算、factorにかけます。これも何とか解けました。

1から1985個の条件に合う自然数20,111が最後なので4乗の数は11個しかないです。これなら結局全列挙できそうですねこれ
ところで記事を書いてて思ったんですが、awkで計算式を作ってbashに計算させてますがこれawkで完結しますよね・・・

yes | awk '{print NR*NR*NR*NR}' | head -n12 | shuf -n4 | xargs | sed 's/ /*/g' | bc | factor

LT

今回も難読化シェル芸でLTさせていただきました!!!難読化シェル芸だいすき!時間があったら詳細を記事にしてみたいとかおもったりします!せかしてくれたら早めにやると思います!!

www.slideshare.net

はじめはkanataさんによるA,z,記号,1,2でやる難読化シェル芸をみて「ヤバすぎ」とおもったんですが、面白そうだったので少しやってみたらなんかすごいことになりました。

C#のラムダとかで

list.Select(_=>_....)

みたいに書くのでそれがずっと頭に残ってました。だからどうとかではないんですが、頭はおかしくなりました。

何人かの方に気に入っていただけたようでとっても嬉しいです。いつか__で会話する日が来るといいですね(来ない)

まとめ

今回もとても楽しかったです!いつも大阪会場を用意してくださる方、主催の方々、ありがとうございました!(名前を出していいのかわからないのでぼかしています)

競プロはじめてから1年ぐらいたった

楽しい

でもつらいときもある

1年ぐらい経ちました

去年のこれぐらいの時期にAtCoderに登録したような気がします。(今使っているアカウントは4月末のコンテストから参加してたので正確な日がわからん)

コンテストには合計で43回参加してるみたいで、レートは水色一歩手前で揺れてますね。こう見ると成長がえっちらおっちらですねこりゃ。
1

コンテスト用のリポジトリはもいい感じ(?)にcommitが増えてきました。
github.com

なので覚えてることとかをせっかくなので書いてみようと思いました。

出会い

同期にICPCへ誘われて始めました。今思えば自分にはちょっとハードルの高い始め方だったようにも感じます。
自分はC#が好きなのでそれでやろうと思っていたんですが、ICPCC#が使えないのでC++でやってました。(早く使えるようになって)

ICPCまでは同期にC++教えてもらったり、ABCに出ていたりしていました。このころはSTLや競プロ的な問題文や解説の言い回しに慣れなくて四苦八苦してた覚えがあります。弊学の競プロサークルでは毎週バチャコンを行い終わった後に解説し合う、というのをやっていましたがみんなの解説が解らなくて例の顔みたいになっていました。

このころはとけてもABCのBまで・・・とかで、ようやくC問題やICPCの過去問の300?問題を読んで長考して解けるぐらいになったころに本番が来てしまってました。

ICPC

自分はA問題を担当しました。Aを解いた後はB,Cをメンバーが解いてる間にDを読んだりしてました。ICPCはチーム戦で、ggれないしPC1台しか使えないしとかで勝手が解らずにぶっ倒れてたことしか覚えてません。

結果は5X位ぐらいだった気がします。

そのあと

ICPCの後はせっかく始めたし、ということで続けていくことにしました。ここからはC#を使いました。C++でやってる時にLINQがあればな~と思うことが多々あったので・・・それなりにC#も速いですし。Visual Studioのインテリセンスがはちゃめちゃ強いですし。

ただジャッジサーバがだいたいmonoなのでこちらが未来のC#を書いてることが結構あるのが辛いところでした。(とくにAOJのやつ)

とりあえずAtCoderのC問題ぐらいがコンテスト中に安定して解けるように目指して過去問埋めをやっていました。まあ色んな所に書いてあるんですが、C問題ともなると競プロ的な知識がないと解けない感じだったので躓いていました。これは9月ぐらいだったと思います(レートのグラフもそうなってますね)

Cがちょっとわかる

C問題がちょこちょこ解けるようになってきたころが10月ぐらいからでした。なにか切っ掛けになるようなことがあった・・・のかは思い出せませんが気づいたらチョットワカルになってました。あえていうなら問題に対して「考えようとする気持ち」が一番高かった気がします。

コンテスト中にCまでは解けるのでD・・・と思って問題をみて無言になるのを繰り返していました。

最近

全然できません。昔聞いていたラジオで、「成長は階段みたいなもんで、なかなか伸びないとき、それは踊り場にいるだけだからもう少し頑張ろうな」って言ってたのを思い出します。完全にそれを感じてます。

400点を安定して解けるようにと思って400点埋めをしたんですが、これがなかなか。
これぐらいになるとやはり必要になる知識の幅が広くなってきます。今ある400を埋めきったところで次のコンテストをクリアできるかっていうとうーん・・・と思ってしまいます。

before
twitter.com

after
twitter.com

これが10月ごろと同じようにまた伸びへ転換してくれればいいんですが・・・!

あと自分の苦手な問題もよくわかってきた気がします。例えば

これですね・・・・こういうなんか・・・算数?みたいな問題が苦手です。算数サボったからかな・・・

偉そうで申し訳ないんですが、AtCoderの最近の問題はまた難しくなった気がします(質が上がったともいう)。
DijkstraやるだけUnion-Findするだけみたいなのは減って、それらを使うためにどうやって状態を減らすかとかが必要な気がします。まあこれが上手く思いつかないんですが

あとは考察が終わっても書くのが遅いのでこれも何とかしないと・・・

これから

やっぱコンテスト中とかに解けないと普通に凹むんですよね。めちゃくちゃ悔しいんですよ。他の人は解いてるのに己は・・・とか
終わった後は解説とか他の人の提出を見て「天才~~~!」とか「次は倒す!」と思うようにしています。ゲームってすぐクリアできても面白くないですからね。

次の1年はとりあえず水色になって、それからはまあその時考えます。

VisualStudioから棒読みちゃんを喋らせるやつ

VisualStudioから棒読みちゃんを喋らせるやつ

VOICEROID買っちゃってました

前々からVOICEROID気になってて、ネット記事とか読み上げてほしいなあ~って思ってたんです
まあでも諭吉さんぐらいはかかっちゃうわけで。「悩む理由が値段なら買え」っていうのはたまに聞きますが、やっぱ考えちゃうんです買った後のこと
別に動画とか投稿しないだろうし(これは大変だって聞くし)、これといった用途も思いつかなかったので伸ばし伸ばしにしてたんです

ところがそんなときAHSからVOICEROID2 紲星あかりが発表されまして
www.ah-soft.comhttp://www.ah-soft.com/voiceroid/akari/

めっちゃかわいいじゃないですか

めっちゃかわいいんです

しかも発売日が誕生日と同じだったんです

買うしかないじゃないですか

で発売日にDL版を購入したんです。で、しゃべらせてみたらスゲー可愛いじゃないですか
毎日いろいろ喋らせてウフフって思ってました

でも、僕オタクなんで
このエディタにコリコリ文字入力させるだけじゃ物足りなくなってきたんですね
シェル芸・・・とかWLSでの重い処理やVisual Studioのビルドとかが終わったらあかりボイスでお知らせしてくれたら嬉しいじゃないですか
嬉しいんですよ
じゃあできるようにしたいじゃないですか

色々調べていたら棒読みちゃんプラグインでVOICEROIDに飛ばせる奴があると
chi.usamimi.info
ch.nicovideo.jp

天才か。危うくまた車輪の再開発をするところだった。
この棒読みちゃんにタスクを投げればプラグインを介してあかりちゃんがしゃべるわけですね

さらに棒読みちゃんにはコンソールから棒読みちゃんに発言タスクを投げるやつが同梱されてました。天才じゃん
なのでWLSの重い処理が終わったときにあかりボイスが聞ける最高の環境は出来たんです
ですがVisual Studioのビルド終了時にも喋ってほしいんですよ。けどそんなのないので(システム音を弄る方法はあるが)

自分で作るしかないんですよおおおおおお

VSBouyomi

作った拡張機能の名前はVSBouyomiです。何のひねりもない名前ですが

github.com
アイコンとかほしいんですけどなんも思いつかなかった・・・

Visual Studio Market上に公開しようと思ったんですがなんかエラーがでてできませんでした。泣こう

VSBouyomiの機能

VSBouyomiはタイトルに書いた通り、Visual Studioから棒読みちゃんを喋らせる拡張機能です
Visual Studioのいくつかのイベントが発生したときに任意の文字列を棒読みちゃんへ送ることができます。今のバージョンでは棒読みちゃんのパラメータを弄ることはできません VisualStudioから棒読みちゃんへは棒読みちゃん側が用意してくれているTCP通信機能を使っています

インストール

  1. GitHubからリポジトリをクローン。もしくはvsixをダウンロードしてくる
    1. クローンしたならお手持ちのVisual Studioでビルドして下さい
  2. ビルドしたvsixもしくは、ダウンロードしたvsixをダブルクリックしてVisual Studioにインストールする

使い方

インストールされたVisual Studioツールバーを右クリックします。すると
toolbar
VSBouyomi Activateという項目があると思うのでクリック

ツールバーにボタンが追加されます
button
このボタンが押されるとVSBouyomiが有効になり、もう一度押すと無効化されます。あとはVSBouyomiが勝手にやります

設定

初期設定ではビルドが成功したときに「ビルド成功です」とだけ言いますが、これを変えたいときもあると思います
そういう時は[ツール]=>[オプション]からVSBouyomiの設定を開きます

option1

各設定項目の詳細は以下です

ネットワーク設定

項目 説明
IPアドレス 棒読みちゃんIPアドレスです
ポート番号 棒読みちゃんのポート番号です

棒読みちゃんTCP通信するときに使うパラメータです。デフォルトでは127.0.0150001が入っています

発言内容設定

どれがどのときに発言する内容なのかは項目を見てもらえばわかると思うので割愛です。ここではその詳細設定を書きます

option2

発言内容はbool値とstringの組み合わせでできています

項目 説明
すぐに? イベントが発生したら棒読みちゃんにたまっているタスクを取り消して直ぐに読み上げるかどうかです
テキスト 読ませたいテキストを入力します。空白の場合は読み上げを行いません

この程度のシンプルな設定にしたのは 細かい設定はVOICEROIDとプラグイン側でやれよ と思ったからです
最初は拾えるイベントは拾えるだけ拾って発言できるタイミングを増やしたり、WPFを使ったイケイケな設定画面とかも作っていたんですがだんだん 「いるんかこれ・・・」 となってしまったので全部バイバイしました

これでVisual Studioがあかりちゃんの声でしゃべるようになったので他の痛IDE拡張と組み合わせれば

ide

コード書いてる時もワクワクですね!(立ち絵はMtU氏のものです

今後のうんぬん

この間TypeScriptを触ることがあったのでVSCodeへVSBouyomiを移植してもいいかなあと思っています。まあ気が向いたらですね

VisualStudioの設定ダイアログを作る

またVSIX

ほぼ備忘録になってる
まぁぼくは忘れやすいのでOKOK

それにしてもsurface3みたいなスペックだと実験インスタンス起動するのに時間かかってつらい

Visual Studioの設定ダイアログを作る

メニューバーの[ツール][オプション]で開くやつ正式名称はわからない・・・

d1
こういうやつ

これを自分の作ったVSIX用に作る

参考はここ

Creating an Options Page

プロジェクトを作る

今回は空のVSPackageに作っていく。自分のVSIXに実装するときは新しくVSPackageを追加する必要はない

まずは[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]-[Visual C#]-[Extensibility]-[VSIX Project]を選んでプロジェクトを作る

できたらソリューションエクスプローラーで右クリックして[追加]-[新しい項目]
d2

Visual Studio Packageを選ぶ

d2

テンプレートが展開されるまでちょっと待つ

実装する

ダイアログページを作るにはSystem.ComponentModel名前空間が必要なのでusingする

using System.ComponentModel;

次にオプションで設定したい値を持ってるクラスを作る。今回はOptionDialogクラスにした。ネーミングセンス・・・・

public class OptionDialog : DialogPage {

}

このクラスにはDialogPageクラスを継承する必要があるのに気を付けよう

次にPackageクラスを継承してるクラスに属性を追加する。たぶんこのVSIXはオプションページがありますよ~~~ってことなんだと思うたぶん

/*他の属性は略*/
[ProvideOptionPage(typeof(OptionDialog),"Test Dialog","General",0,0,true)]
public sealed class Dialog : Package {
    /*略*/
}

d2

ちなみにこの属性の引数はこんな感じらしい。categoryNameはオプションウィンドウのサイドバーの項目で、pageNameはその下の全般とかのことっぽい

今のままだと設定したい項目が0なので追加していく今回はIntを1つもたせることにした

public class OptionDialog : DialogPage {
    [Category("かてごりー")]
    [DisplayName("ひょうじめい")]
    [Description("せつめい")]
    public int Num { get; set; }
}

DialogPageではプロパティとかにした値がそのまま設定項目として表示される。XmlとかJsonシリアライズしたりするのと似ていてちょっとうれしかった

実は実装はこれで終わりで、あとはビルドするだけでちゃんと動くのだ!最高!

d2

プロパティにつけていた属性の意味は上の画像と照らし合わせればわかると思う。これは僕も驚いたところだけど、これ値を変えてから再起動しても値が変更されたままになる。どこに書き出しているかはリファレンスをちゃんと読んでないのでわからない(読む気もない)。まあとにかく簡単である

xmlに書き出してみる

xmlファイルの準備

こういうのはjsonとかxmlに書き出しておきたいっていうのがあります(あります)
なので今回はxmlに書き出すのを目標にしてみる

まずはソリューションエクスプローラーからxmlを追加しておく。そして一度自力で書くか、適当なコンソールアプリケーションを書いてこのxmlを書いておく。書くのはOptionDialogクラスと同じようなプロパティを持ったクラスをシリアライズしたやつ。こういう時にC#インタラクティブが便利だと思うんだけどXmlSerializerがroslynでは死ぬのでダメだった・・・ざんねん・・・
なので自分はいつも以下みたいなのを書いてる。面倒

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.IO;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Xml.Serialization;

namespace ConsoleApp2 {
    class Program {
        static void Main(string[] args) {
            var path = @"c:\users\user\source\repos\TestDialog\TestDialog\Resources\config.xml";
            var xml = new XmlSerializer(typeof(Store));
            using(var sw=new StreamWriter(path, false, Encoding.UTF8)) {
                xml.Serialize(sw, new Store { Num = 0 });
            }
        }

    }
        public class Store {
            public int Num { get; set; }
        }

}

追加したxmlはプロパティウィンドウでビルドアクションをコンテンツに、Include in VSIXをTrueにしておくこと。これが分からなくてINF分失った

Load/Saveイベント

またイベントの話だけどダイアログが開かれたとき、または閉じられたときにLoadとSaveが行われる。DialogPageにはこれをするLoad/SaveSettingsToStorageメソッドがあるのでオーバーライドしてやるといい

パスの取得

さっきビルドした拡張機能がどこにインストールされてるのか探してみたらC:\Users\USER\AppData\Local\Microsoft\VisualStudio\15.0_29065328Exp\Extensions\xztaityozx\TestDialog\1.0にあった。上の設定をしていればこの下にxmlも置かれるのでこのパスが分からないといけない。でもユーザー名とか変わるし決め打ちはできないのでどうにかして実行中に取得したい

ggっていたらドンピシャなstackoverflowを見つけた
stackoverflow.com

CodeBase?ってやつを取得すると実行中のファイルがわかるっぽい
そしてどうやらPackageクラスにも同じような値が入っているらしいけど何階層か上までしかわからなかったのでダメだった

なのでこんな風にかいた

public class OptionDialog : DialogPage {
    [Category("かてごりー")]
    [DisplayName("ひょうじめい")]
    [Description("せつめい")]
    public int Num { get; set; }

    public string Path {
        get {
            var codebase = typeof(Dialog).Assembly.CodeBase;
            var uri = new Uri(codebase, UriKind.Absolute);
            return System.IO.Path.GetDirectoryName(uri.LocalPath) + "\\Resources\\config.xml";
        }
    }

    public override void LoadSettingsFromStorage() {

        using (var sr = new StreamReader(Path, Encoding.UTF8)) {
            var xmlSerializer = new System.Xml.Serialization.XmlSerializer(typeof(Store));
            var config = (Store)xmlSerializer.Deserialize(sr);
            this.Num = config.Num;
        }
    }

    public override void SaveSettingsToStorage() {
        var config = new Store {
            Num = this.Num
        };
        using (var sw = new StreamWriter(Path, false, Encoding.UTF8)) {
            var xmlSerializer = new System.Xml.Serialization.XmlSerializer(typeof(Store));
            xmlSerializer.Serialize(sw, config);
        }
    }
}
public class Store {
    public int Num { get; set; }
}

これでxmlに書き出せるようになったのでVSIX中の任意の場所から同じようにxmlにアクセスすれば色々できてうれしい

それでは最後にソースコードをはって終わります

using System;
using System.ComponentModel.Design;
using System.Diagnostics;
using System.Diagnostics.CodeAnalysis;
using System.Globalization;
using System.Runtime.InteropServices;
using Microsoft.VisualStudio;
using Microsoft.VisualStudio.OLE.Interop;
using Microsoft.VisualStudio.Shell;
using Microsoft.VisualStudio.Shell.Interop;
using Microsoft.Win32;
using System.ComponentModel;
using System.IO;
using System.Text;

namespace TestDialog {
    /// <summary>
    /// This is the class that implements the package exposed by this assembly.
    /// </summary>
    /// <remarks>
    /// <para>
    /// The minimum requirement for a class to be considered a valid package for Visual Studio
    /// is to implement the IVsPackage interface and register itself with the shell.
    /// This package uses the helper classes defined inside the Managed Package Framework (MPF)
    /// to do it: it derives from the Package class that provides the implementation of the
    /// IVsPackage interface and uses the registration attributes defined in the framework to
    /// register itself and its components with the shell. These attributes tell the pkgdef creation
    /// utility what data to put into .pkgdef file.
    /// </para>
    /// <para>
    /// To get loaded into VS, the package must be referred by &lt;Asset Type="Microsoft.VisualStudio.VsPackage" ...&gt; in .vsixmanifest file.
    /// </para>
    /// </remarks>
    [PackageRegistration(UseManagedResourcesOnly = true)]
    [InstalledProductRegistration("#110", "#112", "1.0", IconResourceID = 400)] // Info on this package for Help/About
    [Guid(Dialog.PackageGuidString)]
    [SuppressMessage("StyleCop.CSharp.DocumentationRules", "SA1650:ElementDocumentationMustBeSpelledCorrectly", Justification = "pkgdef, VS and vsixmanifest are valid VS terms")]
    [ProvideOptionPage(typeof(OptionDialog),"Test Dialog","General",0,0,true)]
    public sealed class Dialog : Package {
        /// <summary>
        /// Dialog GUID string.
        /// </summary>
        public const string PackageGuidString = "3e22428e-3305-4a4b-9c3e-11c54c2bef28";

        /// <summary>
        /// Initializes a new instance of the <see cref="Dialog"/> class.
        /// </summary>
        public Dialog() {
            // Inside this method you can place any initialization code that does not require
            // any Visual Studio service because at this point the package object is created but
            // not sited yet inside Visual Studio environment. The place to do all the other
            // initialization is the Initialize method.
        }

       #region Package Members

        /// <summary>
        /// Initialization of the package; this method is called right after the package is sited, so this is the place
        /// where you can put all the initialization code that rely on services provided by VisualStudio.
        /// </summary>
        protected override void Initialize() {
            base.Initialize();
        }

       #endregion
    }

    public class OptionDialog : DialogPage {
        [Category("かてごりー")]
        [DisplayName("ひょうじめい")]
        [Description("せつめい")]
        public int Num { get; set; }

        public string Path {
            get {
                var codebase = typeof(Dialog).Assembly.CodeBase;
                var uri = new Uri(codebase, UriKind.Absolute);
                return System.IO.Path.GetDirectoryName(uri.LocalPath) + "\\Resources\\config.xml";
            }
        }

        public override void LoadSettingsFromStorage() {
            
            using (var sr = new StreamReader(Path, Encoding.UTF8)) {
                var xmlSerializer = new System.Xml.Serialization.XmlSerializer(typeof(Store));
                var config = (Store)xmlSerializer.Deserialize(sr);
                this.Num = config.Num;
            }
        }

        public override void SaveSettingsToStorage() {
            var config = new Store {
                Num = this.Num
            };
            using (var sw = new StreamWriter(Path, false, Encoding.UTF8)) {
                var xmlSerializer = new System.Xml.Serialization.XmlSerializer(typeof(Store));
                xmlSerializer.Serialize(sw, config);
            }
        }
    }
    public class Store {
        public int Num { get; set; }
    }
}

Visual Studioのビルド成功時にメモ帳を起動する

VisualStudioのビルド成功時にメモ帳を起動する

おいVSIX

Visual Studio拡張機能を少しずつ作ってる。なんもわからん

開発対象にしてるのはVS2017

Visual Studioのビルド成功時にメモ帳を起動する

今回はビルド成功時に発火するイベントを用いて色々するやつ。ビルド成功したときにメモ帳が出て何がうれしいんだ?って感じだけど分かりやすい例としてね

めちゃくちゃ分かりやすいリファレンス(怒)はここ
BuildEventsClass Class

OnBuildDone/Beginイベント

OnBuildDoneはビルドが終了したときに発火するイベントで、OnBuildBeginはビルドが始まったときに発火するイベント。まあそのままですね

この二つに登録できるメソッドは第一引数にvsBuildScope列挙型と第二引数にvsBuildAction列挙型を持ってるやつだけ。つまり以下みたいなやつ

private void OnBuildDoneEvent(vsBuildScope scope,vsBuildAction action){
    //なんかの処理
}

vsBuildScope 列挙型はリファレンスによると Represents the scope of the build. らしい。ふーんなるほどねすべて理解した。それとvsBuildAction列挙型は同リファレンスによるとRepresents the type of build action that is occurring, such as a build or a deploy action.らしい。なるほどなるほど

こういうのはインテリセンス見たほうがはやいんですよ

buildevent2.PNG

vsBuildScopeはどうやらバッチビルドなのかソリューションのビルドなのかプロジェクトのビルドなのかを示してるらしい。そのままだったw

buildevent3.PNG

vsBuildActionはどんなビルドだったのかが分かるらしい。これもそのままだったw ていうかよくみたらビルドメニューのドロップダウンと一緒だった

buildevent4.PNG

OnBuildProjConfigDone/Beginイベント

こいつらはOnBuildDone/Beginとほぼ同じタイミング(こっちのが先)で発生するが、ソースコードが変更されたなどでビルドし直さないといけないときにしか発生しない。つまり

buildevent1.PNG

こんな風にビルド時[出力ウインドウ]に正常終了が出てる時しか発火しない。1文字もソースを変更せずにビルドしたときは変更不要になるのでこのイベントは起きない

これに登録できるメソッドは引数が結構多いから下を見てくれ

private void OnBuildProjConfigDoneEvent(
                    string Project,
                    string ProjectConfig,
                    string Platform,
                    string SolutionConfig, 
                    bool   Success
) {
        //挟みこみたい処理
}

割と引数の名前が分かりやすいので何が入ってるかわかる。個人的に重要だと思ってるのは最後のbool値。変数名からわかると思うけどSuccessにはビルドが成功したかが入ってる。今回はこれがtrueの時にメモ帳を起動すればOKということ

というわけでビルド成功時にメモ帳を起動したいなら

private void OnBuildProjConfigDoneEvent(
                    string Project,
                    string ProjectConfig,
                    string Platform,
                    string SolutionConfig, 
                    bool   Success
) {
    if(!Success) return;
    new System.Diagnostics.Process { 
        StartInfo = { 
            FileName = "notepad.exe" 
        } 
    }.Start();
}

たぶんこんな感じになる

イベントハンドラを登録する

作ったメソッドをイベントハンドラとして登録して実際に動かしたい

上4つのイベントはEnvDTE.BuildEventsインターフェイスにあるのでそれをどこからか探してくる必要がある。これにはPackageクラスを継承しているクラスでGetService()メソッドをつかってEnvDTE.DTEインターフェイスを取得してそこから~~・・・・・文章書くのも難しいのでコードを張るね

protected override void Initialize() {
    var dte = (DTE)GetService(typeof(DTE));    //<--DTEインターフェイス取得
    //dteを辿って OnBuildProjConfigDoneにハンドラ登録する。
    dte.Events.BuildEvents.OnBuildProjConfigDone+=OnBuildProjConfigDoneEvent;
}

VSIXを作るとコンストラクタの代わりに上みたいなメソッドを書くのでそこで登録すればいいと思うんだけど、実はこれではダメなんですよ

BuildEventsを持っておかないとダメ

ぼくもこれで動くと思ってたがうんともすんとも言わなくて泣いた。でも色々調べてたら下のにたどり着いた

social.msdn.microsoft.comhttps://social.msdn.microsoft.com/Forums/vstudio/en-US/33ab218f-3e7b-4dd9-b2a2-d5df04fefa6f/why-is-onbuilddone-event-not-firing?forum=vsx

どうやらPackageクラスの継承先で参照を持ってないとダメらしい。VS2017のテンプレで作成したなら{ProjectName}Package.scってソースだ(たぶん)

なので

public BuildEvents BuildEvent {get;set;}
protected override void Initialize() {
    var dte = (DTE)GetService(typeof(DTE));    //<--DTEインターフェイス取得
    //dteを辿ってBuildEvents取得
    this.BuildEvents=dte.Events.BuildEvents;
    //はい
    this.BuildEvents.OnBuildProjConfigDone+=OnBuildProjConfigDoneEvent;
}

これでOK

img

おっ起動したな

OnBuildDoneのときもメモ帳起動したい

今のままだとソースが変更されていて、新たにビルドしたときしかメモ帳が起動しないのは簡単にわかると思う。
ぼくは変更不要の時もメモ帳起動してほしかったのでOnBuildDoneにも登録したかったけど二重起動しちゃうし、そもそもOnBuildDoneは失敗時にも発火するのでダメ!ぼくは成功時だけがいいの!

まあでもこれはboolをフィールドに持っていれば済む話で

private bool lastStatus = true;

private void OnBuildDoneEvent(vsBuildScope sc,vsBuildAction ac){
    if(lastStatus) WakeNotepad();
}

private void OnBuildProjConfigDoneEvent(/* 略 */){
    lastStatus=Success;
}

private void WakeNotepad() => new System.Diagnostics.Process { StartInfo = { FileName = "notepad.exe" } }.Start();

上にも少し書いたけどOnBuildDoneOnBuildProjConfigDoneより後に発火するのでこうやって書ける

これをそれぞれのイベントに登録すればおわり!
BuildEventsを持っておかないとだめっていう罠にどっぷりハマって死んでいたけど、これが分かってしまえば他のイベントでも同じようにすることになるのでやった~~~という感じですね

ちなみに他のイベントをまとめたクラスを作っておくとPackageクラスから参照を渡すだけでいいので楽です

今回はここまで

Visual Studioの拡張機能のテンプレすらビルドできない

VSIXこのやろう

年の瀬にこのやろう

プロジェクトがビルドできない

色々片付いたのでちょっとなんか作ろうと思って、いつもお世話になっておりますVisual Studio拡張機能でも作ろうかとテンプレート使って作成したプロジェクトが・・・・ビルドできない・・・・!ビルドしたら「no resource file set the resource merger」ってだけ出て終わる・・・!つらい・・・!!!環境はVS2017Community 15.5.2

テンプレートすらビルドできないのか僕はと思いつつggってたら全然情報がないことないこと。そもそもVisual Studio拡張機能についての記事すら少なくてくるしい。えいごの記事は目がつかれるし

あ~でもそういえばなんか生成時に 「Key.snkが見つかりません」 とか出てたなあ

Key.snkってなんやねん

アセンブリ署名したときにできるキーペアファイルらしい
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/6f05ezxy(v=vs.110).aspxmsdn.microsoft.com

Visual Studio拡張機能を作るときはプロジェクト生成時にこれが作られる・・・ハズだけどC:\ProgramData\Microsoft\Crypto\RSA\MachineKeysにアクセス権がないとこれが上手く作れず死亡する。以下が参考
http://blog.sorceryforce.net/?p=912blog.sorceryforce.net

画像は面倒なので貼らないけど無事ビルドできた

早く寝ないとプリキュアがみれない

第32回シェル芸勉強会大阪サテライトに参加した

正規表現ムズい

2017年12月2日に開催された第32回シェル芸勉強会の大阪サテライトに参加してきたのでその時の感想と自分の解答を日記します
techplay.jp

午前中

perl正規表現第3回目
「はあ今日ここでぼくの命の輝きも終わりかあ」と会場ついたときには思いましたが、講師の方がすごくわかりやすく教えてくれたので延命できた
perl正規表現がDFSで実装されてるので遅いという話はとてもおもしろかった

その他も強力な正規表現のオンパレードで確かにこれを習得すればシェル芸力が跳ね上がりそう...(永遠に無理)

午後

「今回の問題はヤバい」とTwitterで見ていたのでめっちゃくちゃ身構えて行きましたがいつもより時間内に解けた問題が多かったのでうれC
問題と想定解答は以下にあるよ
【問題と解答】jus共催 第32回全くインスタ映えしないシェル芸勉強会

Q1

echoされた10までの数字列に含まれない奴を歯抜けにして縦に出力する問題。のっけからパズル

僕の答え

echo 14679|grep -o .|diff - <(seq 1 10) -y|awk '{print $1}'|tr -d '>'

diff-yで左右にどーんとすればいいかなーと思って素直に
競プロでいう「はい」って感じの解法だった。はい

Q2

Q1の出力で歯抜けになっているところをa,b,c....と埋めていく問題

僕の答え

echo 14679|grep -o .|comm - <(seq 1 9)|cut -f3|awk 'BEGIN{c=97}{if($1==""){printf "%c\n",c++}else{print $1}}'

前問の答え合わせのときに知ったcommコマンドを使ってみた。diffの表示がわかりやすい版見たいな感じだ
問題の解答はawkprintfaから順番に出していくだけになった。awkゴリゴリ
これも割とやさしい

Q3

/etc/servicesから素数TCPポート番号をもつサービスだけ取り出す問題。でたよ素数
シェル芸で素数といえばfactorを使って素因数分解の結果を得た後、awkでフィールド数を数える方法があまりにも有名

#素数だろうか?
echo 17 | factor | awk 'NF==2{print}'

これを使ってポート番号が素数かどうか判定してechoすれば良さそうということで以下が僕の答え

僕の答え

cat /etc/services | grep /tcp|awk '{print $1" "$2}'|sed 's|/tcp||g'|while read L;do x=$(echo $L|awk '{print $2}'); [ "$(echo $x|factor|awk 'NF==2{print}')" != "" ] && echo "$L"; done|awk '{print $1}'

うーんゴリゴリwhile read LINE;
後で気づいたけどreadは二つでもフィールドを読めるのでx=の部分はいらなかった

Q4

入力

136
725
948

9
7
4
1
2
8
3
5
6

に変換する問題。読解がちょっと難しいけど、9から斜めに出力していくということ

僕の答え

頭のいい解答が思いつかなかったのでちょっとセコい方法で

cat ./nums.txt |xargs|tr -d ' '|python -c "x=input();l=[6,3,7,0,4,8,1,5,2];
for i in l:
    print(x[i])
"

3x3の入力をxargstrで1列に整形してから6,3,7,0,4,8,1,5,2の順番に出力した出力自体は何でもよかったけどpythonを使った
ワンラインじゃないけど....いいでしょたぶん....
こんなんじゃなく賢いやり方をみると「ほぉぉ〜〜」ってなるのがシェル芸勉強会のおもしろい所の1つだとおもいます

Q5

テキストファイルからウムラウトだけを抽出する問題。なんやこれ....
ちなみにウムラウトってのは文字の上に点々がついてるアレ
時間内に解けたのはここまで

僕の答え

cat ./umlaut.txt |xargs|tr -d ' '|csharp -e 'foreach(var c in Console.ReadLine().Where(x=>x>=196&&x<12450)) Console.WriteLine(c)'

ウッ...!C#!方針としてはアスキーコードを見てある範囲内ならウムラウトだとするようにしたWhereで削ってWriteLineするだけ
csharpコマンド楽しいのでぜひインストールしよう

Q6

誰かのTwitterをターゲットにして新しい投稿がある度に端末上に「んほぉ!」と出力する問題。なんやこれ....なんやこれ...
曰く急に生徒がこなくなったときこれがあれば生きてるかどうか分かるらしい...ホンマか

この問題は時間内に解けなかったので解答はなし。w3mですくれいぴんぐ?して総ツイート数を比較するらしい
wgetで同じことしようとしてたがうまく抽出できず...!無念!!

Q7

縮小をする画像処理アルゴリズムワンライナー化問題。普通にスマートなやり方はない
C#でゴリゴリやればできると思うけどめっちゃ長くなって読みにくいしバグらせるしモウダメ...となってるうちに時間切れ

Q8

満身創痍で挑むラスト問題はカタカナや漢字が行頭にくるようなワンライナーを考える問題。
ただし「シェル芸」みたいなものは1つの単語としてカウントすること。なんやのこれ...

午前中に覚えたperl正規表現\p{Hiragana}\p{Han}\p{Katakana}を使ってやるだけかと思ったが「シェル芸」を一塊にできず時間切れ。なんやこれ

LT

今回もLTまで参加させてもらった。毎回「ほえ〜〜〜」となる話とかが多くて楽しい

発表者の紹介とかは上のYoutubeにお任せします★

一番目はinterdiffというコマンドの紹介
最初はdiffのバイナリのdiffをとる話なのかと思って「何を言ってるんだ...」と思ったけどそうじゃなくてよかった。まともな人でよかった
diffの意味分からん表示じゃなくてわかりやすくdiffをとってくれるのですごい便利という話だった

二番目は僕
bindを使って危険シェル芸をするはなしをした


難読化のつもりで始めたけどそうならなかったのでこうなった(?)

三番目は非公開でとのことだったので詳細は話せないけどふとした瞬間にシェル芸を発動できる素敵な話だった
次のLTでは準備万端でお話ししていただけるらしいので超楽しみだ

四番目はsedで寿司を回すお話だった
何が起きているのか分からなかったけどsedマスターの発表者が解説してくれたのでわかった(わからない)
sedってすごいなあ...という気持ちで支配されたLTだった

まとめ

今回もはちゃめちゃでおもしろかった。シェル芸自体は去年の今頃に存在を知り、今年の6月ごろに勉強会に初参加させていただいた新参者なのでまだまだ精進するぞと言う気持ち

また機会があれば参加したいな〜と思っています。よろしくお願いいたします。