VisualStudioから棒読みちゃんを喋らせるやつ
VOICEROID買っちゃってました
前々からVOICEROID気になってて、ネット記事とか読み上げてほしいなあ~って思ってたんです
まあでも諭吉さんぐらいはかかっちゃうわけで。「悩む理由が値段なら買え」っていうのはたまに聞きますが、やっぱ考えちゃうんです買った後のこと
別に動画とか投稿しないだろうし(これは大変だって聞くし)、これといった用途も思いつかなかったので伸ばし伸ばしにしてたんです
ところがそんなときAHSからVOICEROID2 紲星あかりが発表されまして
www.ah-soft.comhttp://www.ah-soft.com/voiceroid/akari/
めっちゃかわいいじゃないですか
めっちゃかわいいんです
しかも発売日が誕生日と同じだったんです
買うしかないじゃないですか
で発売日にDL版を購入したんです。で、しゃべらせてみたらスゲー可愛いじゃないですか
毎日いろいろ喋らせてウフフって思ってました
でも、僕オタクなんで
このエディタにコリコリ文字入力させるだけじゃ物足りなくなってきたんですね
シェル芸・・・とかWLSでの重い処理やVisual Studioのビルドとかが終わったらあかりボイスでお知らせしてくれたら嬉しいじゃないですか
嬉しいんですよ
じゃあできるようにしたいじゃないですか
色々調べていたら棒読みちゃんのプラグインでVOICEROIDに飛ばせる奴があると
chi.usamimi.info
ch.nicovideo.jp
天才か。危うくまた車輪の再開発をするところだった。
この棒読みちゃんにタスクを投げればプラグインを介してあかりちゃんがしゃべるわけですね
さらに棒読みちゃんにはコンソールから棒読みちゃんに発言タスクを投げるやつが同梱されてました。天才じゃん
なのでWLSの重い処理が終わったときにあかりボイスが聞ける最高の環境は出来たんです
ですがVisual Studioのビルド終了時にも喋ってほしいんですよ。けどそんなのないので(システム音を弄る方法はあるが)
自分で作るしかないんですよおおおおおお
VSBouyomi
作った拡張機能の名前はVSBouyomi
です。何のひねりもない名前ですが
github.com
アイコンとかほしいんですけどなんも思いつかなかった・・・
Visual Studio Market上に公開しようと思ったんですがなんかエラーがでてできませんでした。泣こう
VSBouyomiの機能
VSBouyomi
はタイトルに書いた通り、Visual Studioから棒読みちゃんを喋らせる拡張機能です
Visual Studioのいくつかのイベントが発生したときに任意の文字列を棒読みちゃんへ送ることができます。今のバージョンでは棒読みちゃんのパラメータを弄ることはできません
VisualStudioから棒読みちゃんへは棒読みちゃん側が用意してくれているTCP通信機能を使っています
インストール
- GitHubからリポジトリをクローン。もしくはvsixをダウンロードしてくる
- クローンしたならお手持ちのVisual Studioでビルドして下さい
- ビルドしたvsixもしくは、ダウンロードしたvsixをダブルクリックしてVisual Studioにインストールする
使い方
インストールされたVisual Studioでツールバーを右クリックします。すると
VSBouyomi Activate
という項目があると思うのでクリック
ツールバーにボタンが追加されます
このボタンが押されるとVSBouyomi
が有効になり、もう一度押すと無効化されます。あとはVSBouyomi
が勝手にやります
設定
初期設定ではビルドが成功したときに「ビルド成功です」とだけ言いますが、これを変えたいときもあると思います
そういう時は[ツール]=>[オプション]
からVSBouyomi
の設定を開きます
各設定項目の詳細は以下です
ネットワーク設定
項目 | 説明 |
---|---|
IPアドレス | 棒読みちゃんのIPアドレスです |
ポート番号 | 棒読みちゃんのポート番号です |
棒読みちゃんにTCP通信するときに使うパラメータです。デフォルトでは127.0.01
と50001
が入っています
発言内容設定
どれがどのときに発言する内容なのかは項目を見てもらえばわかると思うので割愛です。ここではその詳細設定を書きます
発言内容はbool
値とstring
の組み合わせでできています
項目 | 説明 |
---|---|
すぐに? | イベントが発生したら棒読みちゃんにたまっているタスクを取り消して直ぐに読み上げるかどうかです |
テキスト | 読ませたいテキストを入力します。空白の場合は読み上げを行いません |
この程度のシンプルな設定にしたのは 細かい設定はVOICEROIDとプラグイン側でやれよ と思ったからです
最初は拾えるイベントは拾えるだけ拾って発言できるタイミングを増やしたり、WPFを使ったイケイケな設定画面とかも作っていたんですがだんだん 「いるんかこれ・・・」 となってしまったので全部バイバイしました
これでVisual Studioがあかりちゃんの声でしゃべるようになったので他の痛IDE拡張と組み合わせれば
コード書いてる時もワクワクですね!(立ち絵はMtU氏のものです)
今後のうんぬん
この間TypeScriptを触ることがあったのでVSCodeへVSBouyomiを移植してもいいかなあと思っています。まあ気が向いたらですね